過去の万引き検挙件数の実績では、10月に入ると上昇し、
11月に入るとそのピークを迎えます。客数の増加する12月よりも検挙数は11月の方が多くなります。
一方で弊社が承る、店内保安の受注は12月がピークです。
このようなギャップが発生する原因のひとつに、12月の繁忙期に
入ると客数増への対応も踏まえ、店舗内で防犯活動を行う余力がなくなることがあげられます。
12月の方が店内保安のご注文が増えるということは、
お店の皆さまの実感覚としては、12月の方が被害が多いと考えて
いるからではないでしょうか。
万引き被害を防止する為には、平素からの予防策が重要です。
万引き被害は増え始めると、更に増加し歯止めがきかなくなります。つまりピークを迎える前に、被害が起こりにくい店となるべく、
具体的な対策を講じていく事が重要となります。直近の利益を確保するための大切な要素です。
以下にこれから11月にかけての被害状況の特性を記しますので、巡回・お声掛けを強化など、お店毎の対策にお役立てください。
■この時期に被害が増加する重点警戒商品
①防寒対応商品
冬物服飾品(マフラー・手袋など)・防寒肌着
羽毛布団・電気毛布
②調理家電
炊飯器・電気ポット・ホットプレートなど
③薬剤関連
風薬・育毛剤
④子供用シーズン商品
ランドセル・七五三お祝い着・ゲーム
■全体傾向
年々上昇してる属性
①商品群~食品の構成が上昇
お弁当、惣菜、酒類などすぐに消費するもの
②年齢構成
高齢者が増加傾向
男性は常習犯(繰返し検挙されるケース)、
女性は初犯の傾向が高い
全体の被害状況では食品が40%を占め最も高く、
検挙者の年齢が高まるほど食品構成が高まっている。
※警視庁平成26,27の犯罪情勢(平成28年7月)より
【ご推奨】
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